30番から31番五台山(竹林寺)へは直接行くと1里で
七十五丁と記す道中日記もあります。
現在の道を歩くと五台山麓迄約6kmで登りは1km程です。
多くは高知城下を経由して31番へ向かっていたようです。
道指南では高知城下経由の道を示していて2里とある。
善楽寺内の道標
この道標のことが山口県文書館にてWEB公開されている文政5年の道中日記に書かれている。
http://archives.pref.yamaguchi.lg.jp/user_data/upload/File/kouza-kaidoku/H26g-01.pdf
道中日記には
「一之宮 一里半 本尊阿弥陀如来 参詣、宣敷宮居也、はば長し、茶屋二軒あり。夫より鳥井元まで出ると記石あり、右遍路道、左り城下道と有、但城下へ出る時ハ範囲半道計りの廻りニ成と申・・・・・」
元は土佐神社の参道口付近に在ったと思われる鳥居の脇に在ったと考えらる。
土佐神社の入口県道384号線の交差点に
高知城下を経由せずに直接32番へ向かう道筋の道標・丁石
土佐神社を出てしばらく南方に進み土佐一ノ宮駅の東を通り国分川を渡った先に2基の道標
土佐電鉄を越えて大島橋を渡った先に照蓮の標石
高須大島の今は通れないが五台山への登り口に
この先の旧遍路道は土砂が崩れる等で通るのは難しくこのまま進み少し先で山に入ります。
寺へ向かう旧道沿いにはいくつかの丁石が残っています。
上部が欠損している丁石
墓地の中を通る遍路道
是も上部が欠損している
牧野植物園内に入り道を下って行くと
すぐ横に1丁石
植物園内を通りすぎると31番札所五台山竹林寺
四国偏礼名所図会の絵図
MAP31-1(カシミール3Dにて作成)
MAP31-2
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