37番五社から38番蹉跎山(金剛福寺)へ2(市野瀬~大岐)間の道標・丁石
「四国遍路道指南」より抜粋
市のヽ村(市野々)をがた村(小方)しるし石有。川有。洪水の時ハ下のかやうら(下ノ加江)船渡り有。つねにはをがた、しるし石より右へわたる。貝かけ村(鍵掛)くもヽ村(久百々)山道。おほき村(大岐)
「四国遍礼名所図会」より
是より足摺道、七里の間山路海辺なり。市のゝ村、小川 有り行。中川 水出たるに橋なし、下のかや村 此所ニて支度。左の方町見ゆる。小川、坂、小川、小坂 山の横とふる。小川 浜辺行、くもゝ村、山路也、大木村
市野瀬から大岐までの歩行距離は13km程です
市野瀬の真念庵は少し山手に在り登り口には昭和の道標


庵への石段登り口に


庵跡には三百四十九丁石


割れて置かれている道標


手差しの道標


これより先は山道となりいくつかの丁石が残る
三百四十七丁石


三百四十六丁石


三百四十五丁石


三百四十四丁石


山側の旧道から県道に出た所には三百四十三丁石


県道を進むと右手に寺山への距離を示す道標
足摺へ行ってから戻ると12里、月山経由では16里


道標ではないが丁石の標石


住宅の裏にある旧道に残る三百二十五丁石


少し国道を通って市野々へ向かう県道に入ると三百二十一丁石


市野々には倒れて置かれている三百三十一丁石(移動している)


331丁石横の祠内にある道標 6里18丁(318丁)


旧道との分岐にある三百五丁石


上部が欠けた丁石


細い遍路道 二百九十九丁石


土に埋まっている二百九十八丁石


田んぼの中の道に残る道標


近代の手差し道標


下ノ加江に向かう道路の片隅に置かれている道標(きちんとした保存を考えてほしい)
刻字からすると少し先に在ったものだろう


鍵掛に入り二百七十九丁石は草の中に埋もれているのか見当たらなかった。
山側の旧道に二百七十七丁石


鍵掛を過ぎると旧道は通ることが難しく国道を歩きます。
民宿いさりびの裏山に残る二百五十四丁石
この先は道路工事で崖となり道は消滅し今は通ることが出来ない


久百々の集落に残る二百四十七丁石


久百々の出口、津波避難場所への登り口になっている所に二百五十六丁石


西札場とある石標の横に倒れている寺山への距離を示す道標


ニ基並んで埋まった状態の4里40丁(240丁)、二百三十九丁石


二百三十七丁石


次に在った二百三十三丁石は不明
少しだけ国道を歩き再び旧道に入り二百二十三丁石


二百二十一丁石


旧道から国道に出る少し手前に道標等が3基並ぶ
二百八丁石


足摺へ4里の道標とこの先、大岐では潮の干満により道筋が変わることを表す道標


MAP38-11(カシミール3Dにて作成)
MAP38-12
MAP38-13
MAP38-14
(=^・^=)END