香川県内の遍路道については[香川県歴史の道調査報告書第六集の(1)へんろ道(六六番雲辺寺~八八番大窪寺)調査報告書 香川県教育委員会1991年4月発行]に詳しく述べられています。雲辺寺から大興寺迄の道筋の詳細は次の図書が参考になるかと思います。「讃岐遍路道 大興寺道 調査報告書(第66番札所雲辺寺から第67番大興寺間の遍路道)」観音寺市教育委員会 2019年3月発行
雲辺寺から大興寺迄の間には多くの丁切地蔵が残っていますがそれは3区間に分かれて丁石があり①雲辺寺の少し先から旧白藤大師堂跡(享保年間)1丁~32丁②旧白藤大師堂跡から粟井町内(文政年間)2丁~32丁③辻井町内の大興寺迄(設置年不明)9丁~1丁です。又、徳右衛門標石が2基、真念標石が2基残っています。
本堂から階段を下る途中の左に徳右衛門標石、右側に1丁石が有り、下りきった所には最近再建された仁王門があり近くには茂兵衛の標石
舗装された道を進むと左側に3丁石あるがこれはこの先の遍路道からの移設であろう
やがて遍路道は舗装道路から別れ左の山道に入って行くが旧遍路道は直進していたようだ
この先は地蔵型の丁石が多く残っており移動しているものもあるが1丁から旧白藤大師堂跡の32丁石まで続く
3丁石は移設(67-04)と思われ4,5丁は未確認
8丁石は確認されていなく9丁石は見落としていたようだ
この先の遍路旧道は現在歩かれていなくて少し荒れた道であるが歩いてみた
14丁石は少し遍路道から離れているようで確認出来ていない
18丁は確認されていない
22、23丁は確認出来ていません
26丁も残っていたようだが未確認
29、30丁も確認してません
この先は旧白藤大師堂跡付近より舗装された道となり徳右衛門標石がある
新たな丁切地蔵が1丁は見当たらず2丁より続く
幾つか残る三好広太さんの里程標の一つ
道から少し離れている3丁石 文政13年(天保元年 1830年)
遍路道は県道240号粟井観音寺線に入るが合流した所に10丁石と道標
MAP67-01(カシミール3Dにて作成)
MAP67-02
MAP67-03
MAP67-04
MAP67-05
END(=^・^=)
23丁石から旧白藤大師堂迄の旧遍路道は使用されていず通ることは出来るが少し荒れた道となっている。
大師堂跡付近には徳右衛門標石もある
この先は新たな丁石が残り粟井町と新田町の界迄丁石が続きこれも32丁石で終わる
そして是より小松尾迄9丁の道標があり丁数が減じて行く