24番本東寺(最御崎寺)から25番津寺(津照寺)間の道標・丁石
案内記等では東寺から西寺迄一里
現在の遍路道を歩くと6.7km程です
東寺境内、大師堂の横には徳右衛門標石 「津寺迄一里」
境内から少し下り県道に出た所、寺への入口横に
これより海辺に下る旧道は殆ど消滅していて見晴らしの良い室戸スカイライン(県道203号線)を下って行きます。
下って市道を右へ少し行くと寺から下ってきた旧道の一部が残っていてその出口に大正3年の道標
次に津呂の港に出た所、大きな室戸港碑や道路元標と並んで道標
室津港の前、大師像台座に[札所 廿五番津寺」とある石碑から右に入り石段を登ると
25番 津寺(つでら)[津照寺(しんしょうじ)]です。
MAP25-1、2(カシミール3Dにて作成)
案内記では西寺迄一里とあるが三十丁とする道中日記もある
現在歩くと凡そ3.8kmです。
通って来た津寺入口には徳右衛門標石 「西寺迄一里」
両栄橋手前の路地の角に
浮津を過ぎてやがて室戸市元には記年銘のある道標では四国遍路最古の貞享2年(1685)の道標
この標石は案内記、道中日記などに書かれていて西寺へ向かう道と海岸沿い道の分岐にあり西寺は女人禁制の為、女性は海岸沿いに行くことになる。
現在の遍路道の西寺へ向かう道の分岐に伊藤万蔵さんの道標
伊藤萬蔵さんは名古屋の人で日本各地に多くの石造物を寄進している人で四国には明治27年から色んな石造物を設置していて特に殆どの札所に線香立てを寄進されています。
少し行くと旧道に入り北西向きに進み登り口途中には
浜に出るとの刻字があり先の結界石と同じで付近より左へ海岸沿いの道を示すのだろうか
少し登ると四丁石
願主の川村喜与次とは少し手前に墓がある川村与惣太と関係がある人だろう
与惣太の墓
山道となり5、7丁石
やがて駐車場横に出る。寺への登りの石段手前に、これも西寺は女人禁制を示す道標
石段を登り仁王門前には27番へを示す徳右衛門標石があり横に8丁石
26番西寺(金剛頂寺)
MAP26-1、2
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