今回は真念さんの標石です。近年確認した標石を紹介します。
丸亀市内を散策しているときに偶然見つけたものです。
これは民家横の雨だれ石として利用されていました。最初文字などは見えなかったのですがなぜか気になりの石を返してみましたすると文字が見え刻字を見ると真念さんの標石だとわかり驚きました。どこにあったかなどは不明の様です。
現在標石は丸亀城内にある丸亀市資料館横に置かれています。ここには他の道標、金毘羅丁石、常夜灯、道路元標などが移設されています。
おそらく旧遍路道と思われる入口付近に倒れた状態で在りました。
この標石は私が確認した時は泥ですこし汚れていたので道路工事の際に掘り出されたのかもしれません。
このように現在は必要性もない為、道路工事の際に道路下に標石が埋められてしまうことが多々あるようです。又、以前確認した道標等がいつの間にか行方不明になったものも少なくはありませんし違う場所に移設されている標石も数多くあります。現在は交通の邪魔になり仕方がないのでしょうが。
これら標石も貴重な文化遺産であり残念です。
この道標は今は愛媛県歴史文化博物館に保管されているようで
元あった場所には標石が設置されているようです。
地図はカシミール3D 「山旅倶楽部」の地図を利用させていただいてます
(=^・^=)END