32番禅師峰寺は峯寺とも呼ばれ案内記では1里半の道法
現在歩くと5.8km程の距離です
竹林寺より南へ下ってすぐの所、高知方面からの登ってくる道と32番へ向かう道の分岐には徳右衛門標石 「峯寺迄一里半」


道を下って行くと舟形丁石が一基だけ在ります。


麓近くの常夜灯の脇に倒れている


五台山小学校横には鉄材で補強されている中務茂兵衛の道標


これより下田川沿いの県道247号線を東へ進むと民家前に倒れて置かれている道標
この道標も幸い残されてはいるがきっちりと保存、管理してほしいものです。


昔は船で渡っていたが今は遍路橋を渡り下田川の南岸を東へ進む。
南国市稲生からは南へ向かい上り坂(下田坂)となり大師堂を過ぎて峠手前には
2基の道標があり1つは県道沿いに


もう一つは利用されなくなった旧道にある


これより先、峠付近からは宅地開発等で遍路道は消滅しています。
「高知県歴史の道調査報告書」には十市緑ヶ丘に「右へんろ道」と記す道標が有るようだが見当たらなかった。
そして十市小学校の先から旧道が残り寺へ登って行く。
登り口には竹林寺への道沿いに在るものと同じ施主による大正年間の道標


是より寺迄、丁石が有った様だが現在は寺の駐車場脇からの登り口階段沿いに置かれている。
山道を登って行くと


やがて道は車道となり寺の駐車場入り口に石造物が集められており
その中に幾つかの道標が見られる。




距離からすると十市に在ったと思われる道標。


善師峰寺の駐車場から寺へ登る階段口に


階段を上り寺へ向かう途中には麓からの道にあった8~1丁の丁石が並んでいる








本堂の手前には下向道の1丁石


32番禅師峰寺(ぜんじぶじ)峰寺とも言う
四国偏礼名所図会の寺絵図
MAP32-1(カシミール3Dにて作成)
MAP32-2
MAP32-3
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